反空港全国連絡会第5回<福岡>
全国交流集会アピール

本日私たちは、福岡の知で開催された反空港全国連絡会第5回全国交流集会に参加した。
全国各地からの報告はそのいずれもが、空港建設がどれほど地元住民の生活を脅かし、自
然環境を破壊し、子や孫にまで多大な負債を与えるものであるのかを告発するものであっ
た。

とれわけ、県民世論を無視をして造成強行を続ける静岡空港は、国土交通省が買収に応
じない地権者の土地を強制収用することを認めたことで、不要・ムダ・有害だけではなく
人道に反する正体をさらけだした。空港建設が非道な営みであることは成田空港建設時に
その実体を臆面もなく披瀝したが、それは今なお衣(ころも)の下の鎧のようにまとわり
続けている。神戸空港の場合もそうだし、関空2期工事などはその衣さえかなぐりすてて
恥としない。福岡空港の場合はいったん新空港建設構想が撤回され、その将来像の検討が
始まっている。だが空港問題を総合的に考える資料は提供せず「空港能力」だけを問うPI
(パブリックインボルメント)は、「容量限界論」を追認させ新空港建設に県民世論を誘
導する意図を露呈した。

わたしたちは、住民の生きる権利を侵害し、国民の生きる権利を損ない、かけがえのな
い自然環境を壊し、限られたエネルギー資源を浪費してやまない空港建設を拒否する。

わたしたちは、住民の願いや要求に耳を貸さない既存空港の拡張計画は認めない。

わたしたちは、政府および国土交通省に対して、航空需要を促進するのではなく輸送体
系全般の抜本的見直しを要求する。

わたしたちは、地球温暖化の危機を回避するための国際連帯の強化がもとめられている情
勢を踏まえ、政府に対して「京都議定書」のCO2削減目標値の達成を要求する。

自らの信念と良心にしたがい果敢に闘っている実態が報告された本集会は、参加者に大
きな感動と励ましを与えるものであった。わたしたちは反空港全国連絡会に結集する仲間
との連帯をいっそう強めていきたいと思う。

憲法九条が変えられようとする情勢のなかで、私たちは空港の軍事利用を深く憂慮す
る。わたしたちは、平和のうちに生きる権利が私たちにあることを確認し、これを脅かす
空港建設および航空行政に対して断固として反対する。

わたしたちは、本集会で学んだこと、納得したことを心に刻み、周囲の人々に伝え闘いの
輪をひろげることをあらためてここに誓うものである。

2005年11月12日


反空港全国連絡会

第5回全国交流集会福岡大会参加者一同