2010年秋の集会報告


9/26 主催泉州沖に空港をつくらせない住民連絡会


関西新空港反対!泉州現地集会

日時2010年9月26日

13時00分〜14時30分

次第開会のあいさつ

若野代表追悼

住民連絡会よりのあいさつ・発言

共闘団体あいさつ・連帯アピール

連帯メッセージ代読

基調報告

シュプレヒコール

移動

14時45分〜岡田浦より泉南市内デモ



基調

本日の泉州現地集会に結集された地元住民の皆さん!そして共に闘う仲間

の皆さん!

関西新空港は、この9月4日で、開港より16年が経過し、17年目に入りま

した。第2滑走路も限定供用開始から、すでに4年目に入りますが、2009

年度の離発着回数は108,672回、旅客数は13,516,000人でした。2009年

度の10万回台の離発着回数は、開港2年目の95年を含めて5回です。2009

年度の航空旅客数は、開港年度の1994年を除いて過去15年間で最低でし

た。また、2009年度の貨物取扱量は633,777トンで、開港直後の1995

年、1996年につぐ3番目に少ない取扱量です。1本滑走路の限界16万回ど

ころか財務省合意の13万5千回にも到達できず、離発着回数では、
d1本滑走路の2/3程度の需要しかつくりだせておらず、この数年間の離発着回数、

航空旅客数及び貨物取扱量の実績は、今春以降の航空貨物の増加や、LCC

(ロー・コスト・キャリア:格安航空会社)数社の新規就航と、再建中の日本

航空による大幅な路線縮小の中で、今後も大きな数値の変動があるはずもな

く、2期工事そのものが全く不要であったことを白日の下に明らかにしたと

いえるのではないでしょうか。国交省は、8月27日、2011年度の予算概算

要求に関空・伊丹空港の統合準備費として12億円を計上しました。伊丹を

株式会社化して関空と統合し、運営権を売却し、関空会社の巨額の負債の軽

減にあてるという考えです。民営化、統合後の細部については検討課題も多

く、伊丹空港の騒音対策など多くの問題点も山積しており、順調に進められ

るかは定かではありません。また、このような会社を購入する民間企業が現

れるかどうか。大阪府知事・橋下は、大臣のリーダーシップを強く感じると

評価し、できる限り支援していきたいと語っています。

が、前途多難な国交省案であることは明らかです。民主連立政権の下、八ッ

場ダムのように多年にわたる事業費を投じた公共事業についても見直しをす

ることが決定されています。空港はこの40年間に57から98に倍増してお

り、無駄な空港も多くあり、ダムと共に、あるいは、それ以上に無駄をきっ

ちり事業仕分けしていくことが緊要です。中でも関西新空港はその最たるも

のであり、この運用そのものをやめ、廃港にすることでこそ、将来に禍根を

残さぬ選択となるのは明らかです。

これまでに投入された国費でも8636億円にのぼり、2009年度も90億円の

補給金が投入されているにもかかわらず、9億円の利益しかあがっていませ

ん。この8月には、関空会社が関空2期島の用地528?のうちほぼ半分にあ

たる237?分について、埋め立て土砂は島内に搬入しながらも最後の60?を

残し、3年間も埋め立てを中止し、固定資産税として払う年10億円程度の税負担を
逃れていたことが明らかとなりました。この造成中の部分を、金利

負担や固定資産税で計上すると2009年度の関空会社の収支は約30億円の赤

字に転落するとみられ、関空会社の経営理念や行動指針でうたう地域社会と

の調和や共存共栄という言葉とのうらはらの現実がこのような事態の中にも

如実に現れているのではないでしょうか。30年間での有利子負債0どころ

か、補給金が投入されねば、更に赤字を雪だるま式に増やしかねない関西新

空港は、まさに、国による最も大きな無駄使いであったのではないでしょう


か。

わたしたち泉州沖に空港をつくらせない住民連絡会は、1972年より一貫し

て、空港はいらないと闘ってきました。関西空港は、環境問題、地盤沈下の

問題、軍事利用、過密な空域による安全性の問題等、山積する問題は何一つ

解決されないどころか問題は更に深刻になっているというのが現実です。わ

たしたちは、民衆の連帯と共同で闘いを進めていかねばなりません。

この9月の国連総会出席に際しても、菅首相は、鳩山政権での路線を継承

し、辺野古への

移転を前提として日米会談を行ってきました。沖縄の民意は、米軍基地での

負担軽減ではなく、米軍基地撤去の一言につきます。フィリピン、エクアド

ルなど米軍基地をなくし、基地協定を見直した例はいくつでもあります。政

権交代とともに日米安保を見直すこともできたはずです。菅政権の開き直り

を許さず、沖縄の民意と反戦平和運動との広範な共闘を行い、共に闘いを進

めていきたいと思います。反空港全国連絡会との更なる交流と連帯の中、空

港をつぶすまで闘っていくことを表明し、今集会の基調報告とします。


2010年9月26日

泉州沖に空港をつくらせない住民連絡会